今、推し活をしている人はかなり多い。
2021年読売広告社が行った調査によると、推し活をしている人は55%とのこと
そして同時に推し活に疲れている人たちも増えている。
推し活 疲れたで検索すると、沢山記事が出てくる。
私も推しにはまり、数年後に疲れてしまって離れ、今少しずつ戻っているところである。
目次
推しにはまった経緯
数年前、youtubeで推しの歌唱映像を見てから、今までにないぐらいはまってしまった。
背が高く、手足が長く、ハンサムな顔立ちで、センスある衣装を身にまとっている。そして、魂のこもった、感情表現豊かで皆を引き付けてやまない歌声。私は、彼に夢中になって、仕事から帰ってきた後は最低限の支度だけをしてひたすら夜遅くまで映像を見ていた。
そして、youtubeだけでは物足りなくなってtwitterでも情報収集をはじめた。
同じ人を推すファンと知り合えることが嬉しくて、推し専用アカを作り自分でも発信を始めた。当時は、買えるものもベスト盤と生前最後に出したアルバムくらいで、TVなどでの放送もあまりなく、twitterで知ったコミュニティFMの番組くらいしかなかった。
(コミュニティFMとは、市など地域限定のラジオ放送のことなのだが、今は、インターネットを通じて全国で放送を聴取出来る放送局も多い。)
その後、DVD、オリジナルアルバムの復刻など、公式から出されるものも増えていった。
twitterで疲れる
しかし、推し活を進めていくと、twitterで不快な思いをすることが増えていった。
前から、この界隈は人数は他より少ないが、その分熱心なファンが多いと思っていた。
ただ、推しに熱心なあまり、他の芸能人を見下したり、侮辱するような発信をする人たちもいて、嫌な思いをすることがあった。
また、TVなどのメディアや時には事務所まで批判する人たちもいた。
でも、自分が気にしやすい性格だからか、そういう態度はどうなんだろう、かえってファンが離れてしまったり、メディアも面倒だから取り上げないみたいにならないのだろうかと疑問に思うこともあった。
コロナ禍で、不安のあまり感染対策やワクチンについてもtwitterの情報を参考にしていた。
でも、暴言などネガティブな発言や、物騒なトレンドが表示されるようになり、推し活でのtwitter利用についても次第に疑問が湧いてきた。
トレンドに入ろうみたいな呼びかけが多かったけど、本当に意味あるんだろうか、
twitterで忙しくなったり、ネガティブな感情を呼び寄せていてかえってマイナスになっているのではとか思った。
発信を辞め、見る頻度を減らし、アプリを削除した。
コロナの情報だって別に見なくても生活するのには困らなかった。
推し活に関しても時間のある時に好きな曲を見る、映像を見るだけでも十分楽しめる。リクエストだって、疲れているときに無理してするのがしんどくなっていった。
今の私には、twitterは必要ないと思った。
始めの何もない時期に、twitterで得た情報はすごく楽しかったし、勉強になった。
twitterがきっかけで、コミュニティFMについても知ったし、愛溢れる番組を聴くことが出来て本当によかったし、放送局の皆様には感謝の気持ちでいっぱいだ。
でも、twitterを使いすぎると情報過多や嫉妬、意見の食い違いなどで段々疲れてきて、私のように疲れてしまう人が出てきてしまう。
あるサイトで自制と自衛心が必要と書いてあって、まさにそうだと思った。
現在
今は、twitterは気の向いたときに見るだけで発信はしていない。
ラジオもリクエストはせず、時間のある時に聴くだけ。
推しを通して関わった方々には申し訳ない気持ちはある。
でも、無理をして嫌になって離れてしまうより、細々とでも好きな気持ちを大事にした方がいいと思う。
ドキドキ感はないけど、気持ちに余裕があるし穏やかに毎日を過ごせている。