『「推し活疲れ」脱出記:自分の「好き」を見つめなおす』を読んだ

 

読んだきっかけ、感想

 

推し活に疲れを感じたとき、ググってたらこんなブログを発見した。

 

32maru.com

 

この記事に共感したので、他の記事も読んだ。数ヶ月続けて読んでいたところ、電子書籍を出版したという記事があり、読んでみようと思った。

 

32maru.com

 

自分も推す対象は違えど、同じような気持ちを抱いたり、行動を取ったことがある。

全国どこでもイベントに行ける人を見て羨ましくなったし、CDやDVD、雑誌など買えるものは買うのが当然と思い込んで、全部買ってた。

最初は楽しかったSNSでの情報や交流も、ファン同士揉めてるのを見て嫌な気分になった。情報を追うのが辛くなり、体も心も疲弊していった。

 

著者のみつまるさんは、ミニマリズムの概念を推し活にも取り入れることで、心から推し活を楽しめるようになっていく。

推しにハマり、疲れ、コロナ禍をきっかけに推し活を見直す、その過程が具体的に書かれているのがよかった。

 

もう少し書いて欲しかったことがあるとすれば、SNSを制限する手段も書かれていればよかったかなと思う。

SNSで他の人の行動が見えてしまうので、自分と人を比べて落ち込んでしまうのも、推し活疲れに繋がるからだ。みつまるさんも、SNSで人の目を気にしてしまったことが疲れに繋がったと振り返っている。

 

私の推し活疲れ対策

 

私は、SNSアプリを全て削除する、利用時間を見れる、制限をかけるアプリを入れるという方法を取り入れている。使うときだけブラウザやPCで見るようになってから、無駄にSNSを見てしまう時間は激減した。

 

現在利用している利用制限アプリはこちら

 

SNSから離れたことで疲れが減ったし、公式の情報だけなら、それほど気持ちを揺さぶられることはなくなった。

また、部屋を片付けたり、化粧品、本など自分のためにお金をかける割合を増やしたら、生活が充実したように思う。また、推し以外にも興味をもった歌手について、幅広く調べてブログに書いてみたことも、面白いし、勉強にもなった。

 

ただ、私はオフ会に参加したことがあって、推し活に疲れたことで離れてしまった。心から楽しめないと思ったので、行動自体は正解だったと思うが、オフ会で関わった人達に心配や迷惑をかけてしまったのではないかと思っている。

(勿論きちんと連絡はしてるが…)

それでも、この本に書かれていた「自分にとって本当に好きなことを大事にしてほしい」という言葉を心に留めておきたい。

 

推し活疲れは現代ならではの現象

 

多分、推し活疲れってテクノロジーが発達した現代ならではの現象なんだとは思う。

昔は、推しを全国各地追っかけたいと思っても、飛行機や新幹線はかなり高価で、ほとんどの人は年に何回もは乗れなかったと思う。ネットもないから身近な人たちのことしかわからなくて、顔も名前も知らない人の活動状況を羨ましく思うなんてことはほぼなかったのではないだろうか。

 

推し活に義務感とか疲れを感じている人は勿論、楽しんでいる人も疲れて嫌になってしまう前に是非この本を読んでみてほしい。

Amazonkindle、もしくは次世代の教科書サイトへの登録をすると、読むことが出来る。

Amazon.co.jp: 「推し活疲れ」脱出記 次世代の教科書 eBook : みつまる: 本

たくましく、楽しく生きよう。 - 次世代の教科書 (jisedai-textbook.com)